初心者 AI入門 12分

ChatGPTプロンプト入門: 仕事で毎日使える型とテンプレート集

ChatGPTを仕事で活用するためのプロンプトの書き方を初心者向けに解説。メール作成、要約、企画書、議事録整理など、コピペで使えるテンプレート付き。

ChatGPTは使ってみたけれど、「いい感じにして」と頼んでもいまいちな回答が返ってくる。そんな経験はないでしょうか。

実は、ChatGPTの回答の質はプロンプト(指示文)の書き方でほぼ決まります。逆に言えば、書き方のコツさえ覚えれば、メール作成、文章要約、企画のたたき台、データ整理など、日々の業務が大幅に楽になります。

この記事では、仕事で今日から使える5つのプロンプトの「型」と、そのまま貼り付けて使えるテンプレートを紹介します。

この記事で分かること

  • プロンプトの基本構造役割・目的・条件・形式の4要素で指示を組み立てる方法が分かります。
  • 5つの実用テンプレートメール、要約、企画、比較、チェックの場面でそのまま使えます。
  • やりがちな失敗曖昧な指示やNG例を知り、回り道を減らせます。

プロンプトの基本: 4つの要素

よいプロンプトには、次の4つが含まれています。

要素書くこと
役割ChatGPTに何者として振る舞ってほしいか「あなたはビジネスメールの編集者です」
目的何を作ってほしいか「お礼メールを書いてください」
条件守ってほしいルール「200字以内、敬語、社名を入れる」
形式出力の形「箇条書き」「表」「メール形式」

すべてを毎回書く必要はありませんが、この4つを意識するだけで回答の精度が大きく変わります。

テンプレート1: ビジネスメールの作成

最も使用頻度が高いのがメール作成です。

あなたはビジネスメールの作成者です。

次の条件でメールを書いてください。

宛先: 取引先の担当者
目的: 打ち合わせ日程の調整
伝えたいこと:
- 来週の火曜か木曜の午後で調整したい
- オンライン会議を希望
- 所要時間は30分程度

トーン: 丁寧だが堅すぎない
文字数: 200字前後

このテンプレートのポイントは、「伝えたいこと」を箇条書きで渡す点です。文章にまとめるのはChatGPTに任せ、あなたは要点だけを書けばよいのです。

テンプレート2: 長文の要約

報告書やニュース記事の要約にも使えます。

次の文章を要約してください。

条件:
- 要点を5つの箇条書きにする
- 各項目は1行30字以内
- 専門用語は平易な言葉に言い換える
- 最後に「一言まとめ」を1文で付ける

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(ここに要約したい文章を貼り付ける)

長い文章をそのまま貼り付けるだけで、短時間で要点を把握できます。資料が手元にあるなら、NotebookLMを使ってPDFごとアップロードする方法もあります。

テンプレート3: 企画・アイデアのたたき台

企画書やブレストの初期段階で使えます。

あなたは企画担当者です。

次のテーマで企画案を3つ考えてください。

テーマ: 社内向けAI活用セミナー
対象者: 非エンジニアの営業部門(30名)
時間: 1時間
目的: AIツールへの心理的ハードルを下げる

各案について以下を含めてください:
- タイトル
- 概要(100字以内)
- プログラム(3〜4ステップ)
- 必要な準備物

ChatGPTはゼロから完璧な企画を出すわけではありません。しかし、たたき台を3つ出してもらい、そこから選んで磨く方が、白紙から考えるよりずっと速いです。

テンプレート4: 選択肢の比較表

ツール選定や方針決定の場面で便利です。

次の3つのツールを比較する表を作ってください。

比較対象:
1. Notion
2. Google Docs
3. Confluence

比較軸:
- 料金(無料プランの有無)
- リアルタイム共同編集
- AIアシスタント機能
- 日本語対応
- 社外共有のしやすさ

表形式で、各項目に◎/○/△をつけて、最後に「こんな人におすすめ」を1行ずつ添えてください。

比較軸を自分で指定するのがコツです。ChatGPTに「比較して」とだけ頼むと、あなたが気にしていない軸で比較されてしまいます。

テンプレート5: 文章のチェック・校正

書いた文章のレビューにも使えます。

次の文章を校正してください。

チェック観点:
- 誤字脱字
- 主語と述語のねじれ
- 冗長な表現
- ビジネス文書として不適切な表現

修正箇所は【修正前】→【修正後】の形式で示してください。
修正理由も簡潔に添えてください。

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(ここにチェックしたい文章を貼る)

自分で書いた文章の見直しは、どうしても見落としが出ます。ChatGPTに第三者の目として校正してもらうと、送信前のミスを減らせます。

やりがちなNG例

初心者がやりがちな失敗パターンも押さえておきましょう。

NG: 指示が曖昧すぎる

いい感じのメールを書いて。

ChatGPTは「いい感じ」が何を意味するか分かりません。宛先、目的、トーンを具体的に書いてください。

NG: 一度に大量のことを頼む

企画書を作って、プレゼン資料にまとめて、メールの文面も書いて。

1回のプロンプトでは1つの作業に絞るほうが精度が上がります。Codexの使い方ガイドでも紹介しているように、「小さく頼む」が鉄則です。

NG: 出力形式を指定しない

競合の情報をまとめて。

表がほしいのか、箇条書きがほしいのか、レポート形式がほしいのかを明示してください。

プロンプトを改善するコツ

一発で完璧な回答が出なくても大丈夫です。次のように追加指示を出して改善できます。

  • 「もっと短くしてください」
  • 「敬語をカジュアルにしてください」
  • 「具体的な数字を入れてください」
  • 「デメリットも追加してください」

ChatGPTとの会話は一問一答ではなく、対話です。最初の回答を土台にして、2〜3回やりとりするつもりで使うのがコツです。

完了チェック

  • プロンプトに役割・目的・条件・形式を含めて書けた
  • テンプレートをコピーして自分の業務に当てはめて使えた
  • 回答に対して追加指示を出して改善できた
  • 1回のプロンプトで1つの作業に絞る習慣がついた

参考リンク