初心者 AI入門 11分

AI議事録入門: 無料ツールで会議メモを自動で要約する方法

会議の録音をAIで文字起こし・要約する方法を初心者向けに解説。無料で使えるツールの選び方から、議事録テンプレートまで紹介します。

会議が終わったあと、メモを見返しながら議事録を書く。この作業に毎回30分以上かけていませんか。

AIの文字起こしと要約を組み合わせれば、会議の録音から議事録のたたき台を自動で作れます。完璧な議事録がボタンひとつで出てくるわけではありませんが、ゼロから書く手間と比べれば大幅な時短になります。

この記事では、特別なソフトを買わなくても始められる方法を、3つのステップで整理します。

この記事で分かること

  • 全体の流れ録音 → 文字起こし → 要約という3ステップの仕組みが分かります。
  • ツールの選び方無料で使える文字起こしツールの選択肢と特徴を比較できます。
  • 要約のコツ文字起こし結果をChatGPTで議事録形式に整える方法を学べます。

AI議事録の3ステップ

AI議事録の流れはシンプルです。

  1. 録音する — 会議の音声を録音・録画する
  2. 文字起こしする — AIが音声をテキストに変換する
  3. 要約する — テキストを議事録の形に整える

それぞれのステップで使えるツールと手順を見ていきます。

ステップ1: 会議を録音する

オンライン会議の場合、ほとんどのツールに録画機能があります。

ツール録画方法
Google Meet右下の「アクティビティ」→「録画」
Zoom下部ツールバーの「レコーディング」
Microsoft Teams「…」メニュー →「レコーディングを開始」

対面の会議では、スマートフォンのボイスレコーダーアプリで録音できます。iPhoneの「ボイスメモ」やAndroidの「レコーダー」で十分です。

録音前に、参加者へ録音することを伝えてください。議事録作成が目的であることを共有すれば、通常は問題になりません。

ステップ2: AIで文字起こしする

録音した音声をテキストに変換します。無料で使える主なツールを紹介します。

Google Meet の自動文字起こし

Google Meetには会議中にリアルタイムで文字起こしする機能があります。会議後にGoogleドキュメントとしてテキストが保存されるので、追加の作業は不要です。Google Workspaceの対応プランで利用できます。

Whisper(OpenAI)を使う方法

OpenAIが公開している音声認識モデルWhisperは、無料で高精度な文字起こしができます。

ブラウザから使えるWhisper対応サービスもいくつかあります。音声ファイルをアップロードするだけで、数分でテキストが出力されます。日本語の認識精度も高く、専門用語が多い会議でも実用レベルです。

各ツールの比較

ツール料金日本語精度特徴
Google Meet文字起こしWorkspace対応プランリアルタイム、自動保存
Whisper系サービス無料〜従量制高精度、長時間対応
Zoom AI CompanionZoom有料プラン要約機能つき
notta無料枠あり日本語特化、リアルタイム
CLOVA Note無料LINE系、話者分離対応

無料で始めるなら、Google Meetの文字起こしまたはWhisper系サービスがおすすめです。

ステップ3: ChatGPTで議事録に整える

文字起こしの生テキストは、そのままでは議事録になりません。話し言葉のまま、繰り返しや脱線も含まれています。

ここでChatGPTを使って議事録の形に整えます。次のプロンプトをコピーして使ってください。

次の会議の文字起こしテキストを議事録に整理してください。

出力形式:
- 会議の概要(2〜3文)
- 議題ごとの要点(箇条書き)
- 決定事項(箇条書き)
- 次のアクション(担当者・期限つき)

注意:
- 話し言葉を書き言葉に直す
- 重複や脱線は省く
- 固有名詞や数値は原文のまま残す

---
(ここに文字起こしテキストを貼る)

このプロンプトの書き方は、ChatGPTプロンプト入門で紹介している「役割・目的・条件・形式」の構造に沿っています。

議事録テンプレート

ChatGPTから出力される議事録は、おおむね次の形になります。確認して修正すれば、そのまま共有できるレベルです。

## 会議議事録

日時: 2026年6月20日 14:00〜15:00
参加者: 田中、佐藤、鈴木

### 概要
新製品のリリーススケジュールについて検討した。
7月末の発売に向けた準備状況を確認し、残タスクを整理した。

### 議題と要点
1. リリーススケジュール
   - 7月28日リリースで最終調整中
   - QAテストは7月14日までに完了予定

2. マーケティング施策
   - プレスリリースは7月21日に配信
   - SNS告知は発売1週間前から開始

### 決定事項
- リリース日を7月28日に確定
- プレスリリースの原稿は佐藤が作成

### 次のアクション
- [ ] QAテスト計画書の作成(鈴木、6月25日まで)
- [ ] プレスリリース原稿のドラフト(佐藤、7月10日まで)
- [ ] SNS投稿スケジュールの作成(田中、7月14日まで)

精度を上げるコツ

文字起こしと要約の精度を上げるために、いくつかのコツがあります。

録音の質を上げる: マイクに近い位置で話す、静かな環境で録音する、複数人が同時に話さない。これだけで文字起こしの精度は大きく変わります。

発言者を明記する: Zoomの録画は話者ごとにトラックが分かれる場合があります。そうでない場合は、会議の冒頭で「名前を言ってから発言する」ルールにすると、あとの整理が楽になります。

長い会議は分割する: 2時間以上の会議は、議題ごとに分けて文字起こし・要約したほうが精度が高くなります。

注意すべき点

AI議事録を導入する際の注意点です。

  • 機密情報の取り扱い: 文字起こしサービスに音声をアップロードする場合、外部サーバーで処理されます。機密性の高い会議では、社内承認済みのツールを使ってください
  • 完全な自動化ではない: AIが生成した議事録は必ず人間が確認してください。固有名詞の誤認識や文脈の取り違えは起こります
  • 録音の同意: 会議の録音は参加者への事前告知が基本です

完了チェック

  • 会議を録音(または録画)できた
  • 文字起こしツールで音声をテキストに変換できた
  • ChatGPTに文字起こしテキストを渡して議事録形式に整理できた
  • 生成された議事録を確認・修正して共有できた

参考リンク