NottaとTactiqを比較:無料の議事録作成で先に確認する3つの上限
この記事の結論
Notta無料は月120分・1回の結果確認は3分まで(録音停止の意味ではありません)。Tactiq無料は月10件の文字起こし・AI月5クレジット。会議の長さ・件数・要約回数を基準に選びます。
この記事は2026年11月1日(日本時間)に確認した公式情報の比較です。実際の会議音声を使った精度テストは行っていません。音声認識の優劣を順位づけする記事ではありません。
目次 7項目
どんな人にどちらが向いているか
短い音声で使い方を覚えたいならNottaの無料枠、会議件数とAI操作回数を把握できているならTactiqの無料枠を、まず自分の条件に照らして比較してください。長い会議をNottaで扱うなら1回の上限、Tactiqで要約を多用するならAI枠を優先して確認します。
具体的な議事録の構成や、決定事項・担当者・期限を整理する方法は、AI議事録入門も参考にしてください。ツールを選ぶ前に、完成した議事録に何を残すか決めておくと、必要な機能が絞れます。
無料版:合計量と1回の制限を別々に見る
| 比較項目 | Notta フリー | Tactiq Free |
|---|---|---|
| 文字起こしの月間枠 | 120分 | 10件 |
| 特に注意する制限 | 1回の録音につき、文字起こし結果を確認できる範囲は3分まで(録音停止の意味ではありません) | AIは月5クレジット |
| 要約の枠 | 月10回 | AIクレジットから消費 |
| 向き不向きの判断材料 | 短い音声で操作を確かめる | 会議件数とAI操作回数が枠内か確かめる |
出典:Notta料金、Nottaのプラン選び、Tactiq料金。
Nottaでは月120分以内であっても、長い会議の全文を無料で確認できるわけではありません。公式ヘルプは、1回3分を超えると録音全体の文字起こし結果を確認できないと説明しています。「録音自体が3分で止まる」という意味と取り違えないでください。
Tactiqは文字起こし件数が残っていても、AIの利用枠が先に尽きる場合があります。会議を記録できることと、要約・追加質問を何度も行えることは別です。「文字起こし10件だからAI要約も10回」とは考えないようにします。
有料版:年払いの月換算を月払いと混同しない
| 個人向けプラン | 確認できた価格表示 | 文字起こし | AI枠 |
|---|---|---|---|
| Notta プレミアム | 年額14,220円・税込、一括払い(月換算1,185円) | 月1,800分、1回5時間 | 要約月100回 |
| Tactiq Pro | 月払い12米ドル/人、年払いは月換算8米ドル/人 | 件数無制限 | 月10クレジット |
出典:Notta公式料金、Tactiq公式プラン説明。料金は確認日時点。Nottaの表は年払いのみを掲載しています。Tactiqは米ドル表示で、地域による表示価格の違いがあります。Tactiqの税込・税別条件はこの記事では確認できていないため、税を含む最終請求額は購入画面で確認してください。日本円への換算値を公式料金として扱ってはいけません。
年払いは毎月その金額だけ払う契約ではありません。申し込む前には、請求される総額、契約人数、更新日を見てください。まず自分の会議形式で使えるか確認し、必要な枠が分かってから契約期間を選ぶ順番が安全です。
また、Tactiq Proの「無制限」は文字起こし件数の説明です。AI処理まで無制限になるわけではありません。
最初に「月の会議数・1回の長さ・要約回数」を書き出す
会議の議事録ツールは、「無料で月何分使えるか」だけでは選べません。1回の会議をどこまで文字起こしできるか、月に何件保存できるか、AIで何回要約できるかは、別々の制限だからです。
次の3項目をメモし、冒頭の比較表と照らし合わせてください。
- 月に何回、議事録を作るか
- 1回の会議は何分か
- 各会議で要約だけを作るか、追加質問や別形式への整理も行うか
例えば「45分の定例を月4回、各回を1回要約する」なら、月180分・4件・少なくとも4回のAI処理が目安になります。これは使い方を整理する計算例であり、各ツールの消費量や動作を実測した結果ではありません。
端末と言語が合うかを確かめる
料金表で候補が決まっても、会議の参加方法と合わなければ使いにくくなります。
- 普段の会議がGoogle Meet、Zoom、Teamsなどのどれかを確認する。
- パソコンのブラウザ、デスクトップアプリ、スマートフォンのどれで参加しているかを書く。
- 必要な拡張機能や録音権限を、組織で利用できるか確認する。
- 日本語だけの会議か、途中で言語が切り替わる会議かを分ける。
Tactiqの言語説明には日本語が含まれますが、会議中の文字起こしは選択した1言語で行い、自動で言語を切り替えるわけではありません。対応言語に載っていることと、多言語会議を操作なしで正確に記録できることは別です。
仕事で使う前のチェックリスト
- 録音・文字起こしについて、参加者への説明と必要な同意を得ている。
- 顧客情報や社外秘を外部ツールへ送ってよいか、所属組織のルールを確認した。
- 保存先と共有相手を確認し、不要な公開リンクを作っていない。
- 固有名詞、金額、期限、担当者を原音や参加者の確認と照合する。
- 要約に書かれた決定事項が、本当に会議で決まったことか確認する。
有料プランにしただけで、機密情報を送ってよくなるわけではありません。認識精度も、音質や話し方などで変わります。
よくある質問
無料版だけで毎回の長い会議を保存できますか?
月間枠だけでは判断できません。Nottaは1回あたりの制限、Tactiqは件数・AI枠に加え、参加端末や必要な保存形式も確認してください。
文字起こし精度が高いのはどちらですか?
この記事では比較実測していません。購入前に、機密情報を含まない利用許可のある音声で、固有名詞や話者の区別など自分に必要な点を確かめる方法をおすすめします。
有料プランにすれば確認作業は不要ですか?
不要にはなりません。特に金額・日時・担当者と、AIが補った説明は確認してから議事録を共有してください。